【旅行記】仙台~三重 記者のメモ帳【太平洋フェリー編後編】
そんなこんなで仙台を出発したのが12時50分。
まず補足として
船に慣れていない方はどうしても気になる「揺れ」なんですが、
ゆったりとしたテンポでぐいー、ぐいー。っと重力が掛かると言った具合です。
私はこのじわじわとしたニュートンが逆に癖になるタイプで、
ベッドに倒れ込むと、じわぁーっと体が浮いたり沈んだりと
巨人に優しく全身を押されている感覚になりましたね。(何言ってんだこれ)
普通に歩いたり、座って本を読んだりする分には
ほぼ支障はないと感じました。
ただコーヒーカップを持ち運んだり、
バイキングの時の料理の取り分けなどは普段とは違う不自由さを覚えましたね。
では、改めて出港後の様子!
仙台港周辺のコンテナ運搬やゴミ処理場などは
普段なかなか目にすることが無い新鮮な景色でしたね。
程なくして、周りの景色が360度水平線になったあたりで
太平洋フェリーの姉妹船とすれ違うのとの船内アナウンスが、
ババン!
結構な曇天なのにもかかわらず、
ロッジに出て手を降ってくれる方が沢山いらっしゃって嬉しかったですね。
登山中にすれ違うのと似たようなもので、同じ旅人としての絆を感じますな。
と、そんなこんなで船外でのアトラクションは一先ず終了。
あえて時間の掛かる交通手段を選んだのだから、
船内でまったりとした時間を過ごしましょうと言うことですね。
出港から数時間は船独特の揺れに
慣れていない方もそこそこ居たみたいなのですが、
港町で生まれ育った私に船酔いという状態異常は無いので、
とりあえず船の中を探索。
こういう男気あふれる自販機嫌いじゃないです。 3つから選べ!
記念撮影用の船長なりきり衣装はグループで来た方々に人気でしたね。
15時位になり
ロッジに出る方も減り、揺れにも慣れてきたのか、
ロビーでゆったりと本を読む方や、
パソコンで作業をする方、
学生のグループはトランプなどして
船の上での一時を楽しんでいるようでした。
そして・・ちょうど小腹が空いてくる時間でもありますね。
さて、唐突なんですが
私、お昼はあえて食べておりません。
と言いますのも、船でのバイキングディナーが楽しみだったのと
そのディナーが2000円ということもあり
元を取るまでいかずとも
美味しい料理をたくさん食べたいなという心構えだったわけですよ。
空腹は最高のスパイスと言うように、あらゆる間食の誘惑に耐えてこその・・・・
(ポーン!)『ヨットクラブよりお知らせします。只今より焼きたてのパンを販売いたします。』
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
いやホント美味しかったです。
今回売っていたパンは、メロンパン、
あんぱん、きなこ餅パン。だったんですが、
私はメロンパン、きなこ餅パンとコーヒーを頂くことに。
写真を撮っていなかったので
いやはや、焼きたてのパンの誘惑に耐えられる人は居ませんね。
はい。
そんなこんなで
敗北というスパイスが加算された間食を楽しんでいると、
今夜行われるラウンジショーに出演する
2名のアーティストによるミニライブが。
少し小話で。こういうのって撮って良いかどうか迷いますよね。
演者としても客としても視界にちょこまかされても迷惑だと思うので、
素早く撮って席に着きました。
音楽家ってのは上品でおしゃれでかっこよろしいですな。
ティータイムを優雅に過ごす午後の一幕でした。
その後は本をひたすら読み、あれよあれよと
夕食の時間がやってきました。
ご飯の写真は今後もあまり撮っておりません。
他の方が美味しそうな写真を載せていると思うのでそれを参考に・・・・
バイキング自体種類もそこそこで、
ご飯以外にもそばや、カレー。
サラダはもちろん、クレープや、チーズケーキなど、
デザートも豊富でしたね。
特に牛ステーキのクオリティが高くて、めちゃくちゃおかわりしました。
いしかりでディナーバイキングを食べるときは要チェックですね。
後、地味にクルーの方がご飯をよそってくれるのがありがたかったりします。
そんなこんなで夕食を済ませ、
20:00からはお昼にミニライブを行った御二方による
ラウンジショーの開幕です。
このショー。
初めの2,3曲は規定で演奏するのですが、
それからはお客さんのリクエストによって即興で演奏する流れに。
客層が、10,20代3割、60代以上6割を占めた今回の乗船客は
おじ様おば様方の音楽の知識がすごくて、
ジャズやクラシックの有名なピアニストや、曲をリクエストするんですけど、
ちょっと何言ってるかわかんないです。
(知識が無いもので今回始めてお聞きしました)
の演奏方法、歴史を演奏者の方が語り、
客もその時代の曲のリクエストをして
その曲名で、おじさま、おばさま方が満足げに
「うん、うん」と頷くのだけど、
「えっそこ共感ポイント!?」「ジャズあるあるですか?」
など大量の疑問点が湧きながらも・・・・
プロの演奏者は流石ですね。
ピアノとウッドベースの心地の良い音の空間に包まれながらの
約一時間のラウンジショー。
睡眠前に気分を落ち着かせてくれる素晴らしい一時でしたね。
私も30年後には、ジャズやクラシックの名曲に対して
「うん、うん」と頷ける
ダンディなナイスミドルになりたいものです。
では。つづきます。